ほにゃブロ。

猫みたいな何かがほにゃほにゃするブログ。自らの思いの丈をつらつらと書いていきます。基本は雑記、最近は西洋占星術が多めです。

私が里帰り出産をしない理由

私は出産を控えていますが、里帰りはしません。

なぜなら、母親の育児に自分の子供を巻き込みたくないから、です。

 

私は両親の子育ての仕方について大きく疑問を持っており、信頼していません。

とにかく窮屈で、愛情も感じなかったからです。

それを、繰り返したくありません。

 

私は子供時代に母親に虐待や、心理的な虐待を受けて育ちました。

でも、母親に悪気はなく、虐待したことも忘れていました。

しかし、私は確実に覚えています。あんなこと忘れるわけがない。

 

父親も、母にDVしていました。

それに口論がいつも絶えず、両親の喧嘩のたびに家を飛び出し、2週間家に帰ってこないこともザラにありました。浮気も当然していました。

それを母親はいつも嘆いていて、愚痴を聞いたり、慰めるのは私の役目でした。

 

それでも、小さい頃からたくさんの習い事をさせてもらってきました。

そしていつも勉強しろ、勉強しろばかり言われてきました。

 

 

大人になった私は、何をやってもうまくいかなくて、

人生全く楽しくないと思っていました。

 

ある時、自分の考え方に偏りがあるためにうまくいかないのかもしれない、と思い

過去の自分を振り返ることにしました。

私が「自己肯定感」の無さにより、いつも辛いことになってしまうということに気づきました。

 

そこで、「自己肯定感」を高めるために行ったのは、過去の自分を慰めることから始めました。

毒親に関する本を読んだり、心理学を勉強したり、とにかく色々調べました。

そこでさらに気づいたのは、

「自分で自分を愛せていない」ということでした。

 

「等身大の自分」を、認められず親から育ててこられた私は、

知らず知らずのうちに、「自分はどうせこんなものだ、ダメな人間だ」と

心のどこかで自暴自棄になっており

自分で自分を蔑ろにしていたのです。

自分の人生なんて、どうでもよかったし、未来のことも考えていませんでした。

 

 

その歪みに気づいて、いろんなことを考えて、やっと

「自分で自分を愛せる」ようになり。

 

そこから初めて当時の母親の気持ちがわかったような気がします。

母親は、愛情の与え方を知らなかっただけなのだと思いました。

母に悪気はないのです。

愛したいのに、愛せなかった。

そうです。自分自身を認めていない、つまり愛せていないから。

 

 

 

 

私は母親に自分の話をほとんどしません。

それは、私が子供の頃、話をしようとするといつも無視されました。

だから自分の話をすることはなくなった。

なのに母親は言います。

「なぜあなたは、学校のこともお話ししてくれないの?」と。

 

聞いてくれなかったのは、母親です。

でも、いつも私のせいにされました。

 

話さない理由はもう一つあって、

何を言っても、すぐ心配してネガティブな答えしか帰ってこない。

一緒に不安になって余計に気持ちがグラグラしてしまうので、

だったら自分で我慢した方がマシだと、抱え込むのが通常でした。

 

 

 

 

 

話が回りくどくなりましたが、

私はこの子供心に感じた、覚えた経験を、無駄にはしたくありません。

 

この体験に、打ち勝つ必要があるのだと、そう思っています。

それが私の使命なのです。

 

 

 

 

 

 

子は親をよく見ています。

無意識に子は親の真似をしてしまうのです。

だからこそ、環境を変える。意識を変える。それが大事なのだと思っています。

 

 

そりゃあ、里帰りをした方が体力的には楽です。

旦那さんにも負担をかけないし。

でも、それでも今の自分と赤ちゃんに必要なのは、

この体験を一緒に乗り越えることだと思うのです。

これは私にとっての試練でもあります。

 

 

過去の体験を甘んじて受け入れて、その方が楽でしょう。

でも、それでは生まれ変わった意味がないから。

また苦しい連鎖が起きては、私にとっては意味がないのです。

 

 

ただ母親が嫌いだから、とか。

実家に居づらい、とか。

単純にそういう話ではなくて。

 

私にとって「里帰りをしない」選択は、

人生の一つのチャレンジでもあります。

 

 

もちろん旦那さんの協力や、他の人の協力は必要だけれども。

自分の両親を頼らないでやる。という自立が大事。

そうすることで

「自分たちでもなんとかなった!」

という成功体験ができ、自分の自信にもつながるから。

 

 

 

 

今から子育てするのは、私と夫。

次の世代をよりよくするために、チャレンジするべきは自分達なのです。

 

負の世代間連鎖だけは、絶対嫌なのです。

 

 

 

 

 

子どもを持つという自信は、少し前はなかったのですが。

結婚してから、もう大丈夫という自信がつき、子どもをつくる決心ができました。

 

あとは実行するのみです。

 

 

 

 

まぁ単純に、人生楽しく生きたい。ただそれだけなのですが。

乗り越えるべきことも、少なからずあるということ。

 

それが私なりの理由です。